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神武夏子CDアルバム第4弾
「宮澤賢治 音楽と詩の世界」(2017年5月発売)

❖アルバムについて

―ほんとうの幸をもとめて星をめぐり、風とあゆむ―

クラシックピアニストであり、近年は『古事記』をテーマに音楽と語りによる独自の世界を企画・プロデュースし、精力的にリサイタル活動をしている神武夏子。

今作では宮澤賢治の詩と楽曲の《内なる宇宙》を語りとピアノで表現。 フルート奏者の齊藤歩が作るモダンなバックトラック、そして優しいフルートの音色と融合し、類を見ない“宮澤賢治オマージュ作品"として宇宙的な広がりを感じさせます。

中学校の国語の教科書に「よだかの星」が載っていた。読み終わった時、授業時間にもかかわらず思わず涙がこぼれたのを今でも覚えている。周りの者に受け入れられず、他の命を奪って生きていくことに絶望し、飛び続け青白く燃える星になったよだか。あまりに孤独で、それでも一途にまっすぐに飛んでいく強さに、深く感動した。

このたび編曲した賢治作曲の全作品8曲は、短いが感性にあふれ、どれも楽譜ではなく周りの人たちの口唱によって伝えられてきた。自分は裕福でありながら、郷土の貧しい農民のために骨身を惜しまず働き、そして郷土岩手とその自然をとても愛し、37歳の人生を風のように駆け抜けた素朴で純粋な天才詩人。今でもイーハトーブを風となって行き来しているのだろう。

―神武夏子

 

宮澤賢治の作品を読んだ時に、感じる世界がある。私には賢治作品で、音や色が飛び交う世界を感じている。残念ながら絵心は無いので、色として出力する事は出来ない。音を出す事なら少しは出来るので、賢治のメロディーと遊べる事はとても楽しい時間であった。

今回編曲するにあたって決めたのは、私なりの手紙を賢治に書く事。あなたの作品で、私はこのような世界を感じています、と。

―齊藤 歩

❖本の情報

❖収録曲


track 曲名 作詞・作曲者
1 双子の星(含・星めぐりの歌) 宮澤賢治
2 イギリス海岸の歌 宮澤賢治
3 北ぞらのちぢれ羊から 宮澤賢治
4 永訣の朝
宮澤賢治、神武夏子
5 よだかの星
齊藤歩
6 太陽の舞(太陽マジックの歌+剣舞の歌) 宮澤賢治
7 月夜のでんしんばしら
宮澤賢治
8 雨ニモマケズ
宮澤賢治、神武夏子
9 大菩薩峠の歌 宮澤賢治
10 牧歌
宮澤賢治
11 星めぐりの歌
宮澤賢治
12 農民芸術概論綱要(抜粋) 宮澤賢治、齊藤歩
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